福岡県に大雨の特別警報 最大級の警戒を
7月5日 19時29分
活発な前線の影響で九州北部を中心に猛烈な雨が降り続き、記録的な大雨となっています。気象庁は甚大な被害の危険が差し迫っているとして、午後6時前、福岡県の筑後地方や筑豊地方を中心とする地域に大雨の特別警報を発表し、土砂災害や川の氾濫、浸水に最大級に警戒するとともに、周囲の状況を確認し、直ちに安全を確保するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、活発な前線の影響で福岡県や大分県など九州北部には発達した雨雲が次々と流れ込み、午後に入って1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降り続いています。
福岡県朝倉市では気象庁の観測点で午後3時40分前までの1時間に129.5ミリの猛烈な雨が降り、午後5時半までの6時間に降った雨の量は365ミリに達し、平年の7月1か月分を超える大雨になっています。
気象庁はこれまでに降った大雨で甚大な被害の危険が迫っているとして、午後6時前、福岡県の筑後地方や筑豊地方を中心とする地域に大雨の特別警報を発表しました。
特別警報が出されたのは、いずれも福岡県の朝倉市、筑紫野市、豊前市、みやこ町、上毛町、築上町、嘉麻市、添田町、川崎町、久留米市、小郡市、うきは市、筑前町、東峰村、大刀洗町、八女市です。福岡県と大分県では猛烈な雨が降り続いていて、午後7時までの1時間に福岡県朝倉市では気象庁のレーダーによる解析で120ミリ以上の猛烈な雨が降ったと見られるほか、大分県日田市では県が設置した雨量計で83ミリの猛烈な雨を観測しました。
これまでに降った雨で、福岡県添田町を流れる彦山川では堤防から川の水があふれたほか、福岡県と大分県では氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
また、福岡県、大分県、佐賀県、それに熊本県では土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
福岡県など九州北部では6日夜にかけて非常に激しい雨が降り、このあと数時間は局地的に1時間に100ミリの猛烈な雨が降って、6日にかけて大雨となるおそれがあります。
6日夕方までの24時間に降る雨の量は、福岡県と大分県、それに佐賀県で200ミリ、熊本県で150ミリと予想されています。
大雨となっている地域では、今後の雨でさらに川が増水して氾濫の危険性が高まり、土砂災害の危険性もさらに高まるおそれがあり、気象庁は土砂災害や川の氾濫、浸水に最大級の警戒をするよう呼びかけていています。
そのうえで、自治体の情報にしたがって直ちに安全な場所に避難するか、周囲の状況を確認して外に出るのが危険な場合は建物の2階以上に移動するなど、できるかぎり安全を確保するよう呼びかけています。
(NHKオンライン)
朝は島根に特別警報が出てて。
10時半ごろからこっちもザーザー降り出したけど12時ごろには上がって。
そしたら帰ってきたら九州がエラいことになっていた。